経営理念の実現とは?会社を一つにする「軸」を持つということ

社内向けメッセージ

経営理念の実現とは?会社を一つにする「軸」を持つということ

はじめに|なぜ経営理念が大切なのか?

「経営理念」とは、会社が何のために存在するのか、どこを目指しているのかを示す“根本的な価値観”です。

ビジネスの方向性や判断基準、人材の育成方針に至るまで、あらゆる活動の中心にあるべきものです。

しかし、ただ壁に掲げてあるだけで、実際の現場ではまったく意識されていない…
そんな企業が少なくありません。
そして当社もまだまだ1%も達成できておりません。

私自身は入社してから新人さんが入る度に一度も欠かさず経営理念について自分の言葉で説明をしてきました。
それは当たり前のことだという認識でした。
しかしながら職位が上がるにつれて段々を周りを見る機会が増えた時に全く教えていない店長がいることに驚きました。
何様のつもりなんだ・・と思ったのを今でも覚えております。

我々はチームで組織で仕事をしていく、という概念も大切ですが理念を伝えるというのはそれ以前に絶対にやらなければならないことです。
絶対にやらなければならないことをやってない人たちは全く仕事がうまくいってないのを横目で見ながら理念の共有が大事だと肌で感じて今があります。

だからこそ今、これを読んでいる社員には、是非経営理念について軽んじることなく深く考えて欲しいと心の底から願います。
成功したい、豊かになりたいのであればまずは第一歩、経営理念の実現と落とし込みからやってみて下さい。

改めて理念を「実現する」とはどういうことなのか。
そして、社員一人ひとりが理念を実践することで、どんな変化が起きるのかを考えていきましょう。

経営理念を「実現」するとは?

理念を実現するとは、会社の掲げる目的や価値観を、日々の仕事の中に落とし込み、行動に移していくことです。

「和をもって強い組織を作る」⇒チームで仕事する、自分の仕事は絶対に自分でやり遂げる、争うのではなく和ませる
「人々の日常を豊かにする」⇒本当の豊かさとは高級料理を食べることなどではなく、誰とどこで食べるかが大切。当社の店舗にきてそれにふさわしいサービスを提供するということ。
「感謝溢れる世界を創る」⇒人を恨み、妬み、憎むのではなく全ての人に色んな気づきや学びをくれてありがとうという精神を持つ。その考えをどんどん広げていき争いをなくす。

といった深い理解とそれに伴い行動をしていくことが大切です。

理念が実現されている会社の特徴

✅ 社員同士の価値観が一致している
判断に迷ったとき、「理念だったらどうするか?」と考えることができます。

✅ 採用・育成・評価が理念と一致している
「どんな人を採るか?」「どんな行動を評価するか?」が理念に基づいているため、組織がブレません。

✅ 理念が現場に落ちている
経営層だけが語るのではなく、店長やスタッフまでが日常の中で意識している状態です。

理念実現のために必要なこと

何度でも繰り返し伝えること
理念は一度説明しただけでは浸透しません。
朝礼・会議・面談・研修など、あらゆる場で「理念の視点」を共有することが大切です。

行動とのつながりを明確にすること

「この行動は、どんな理念につながっているのか?」を言語化し、日常業務にリンクさせることが必要です。

リーダー自身が体現者であること

上司や先輩が理念に沿った言動をしていなければ、部下や後輩はついてきません。
まずはリーダーが“理念の実践者”であることが求められます。

理念実現がもたらす3つの成果

✅ 一体感のある組織になる
理念を共有することで、部署や立場を超えた「共通の目的」が生まれます。

✅ ブレない判断ができる
迷ったときの拠り所があることで、スピーディーで確実な判断が可能になります。

✅ 社員の誇りとやりがいが高まる
「自分たちは何のために働いているのか」が明確になることで、仕事が単なる作業ではなく、使命になります。

まとめ|理念を「絵に描いた餅」にしないために

経営理念は、ただ立派な言葉を掲げるだけでは意味がありません。
それを“行動”としてどう表すか。
そして、それを全員で共有し、実行していくことが「実現」につながります。

理念を日々の仕事に結びつけ、誇りを持って働くチームを育てていきましょう。
その先に、持続可能で強い会社が生まれます。
これを読んでいる皆さん一人一人に掛かっています。

⇒「嘘をつかない」とは

⇒「志を高く持つ」とは

コメント