人が集まる店長、集まらない店長の違いとは?
はじめに
同じような立地、同じような業態、同じような人材募集をしていても、なぜか「人が集まる店長」と「人が集まらない店長」がいます。
人手不足が叫ばれる今の時代、「誰と働くか」が大きな意味を持つようになりました。
では、その違いは一体どこにあるのでしょうか?
先日メールした通り来期のテーマは「人を育て、人と成長し、人と成功する」です。
今まさに必要なる内容です。
現在店長の人もこれから店長になる人も必読です。
1. 人が集まる店長の特徴
✅ 1. 笑顔と挨拶が自然体
人が集まる店長は、出勤時・退勤時の挨拶が丁寧で、何気ない一言で空気を明るくする力を持っています。
「おはよう!」「ありがとう!」が飛び交う職場は、それだけで魅力的です。
誰にでもできることは誰よりも徹底することが大切です。
運営中も同じことが言えますね。
忙しくなればなるほど声掛けしないのではなく、逆に声かけの数を増やす。
これだけで現場が一気に変わります。
✅ 2. 話をよく聴く
部下やアルバイトの話に耳を傾ける姿勢がある店長は信頼されます。
指示を出す前に「どう思う?」と尋ねることで、メンバーは自分が大切にされていると感じます。
私も社長になった今でもアルバイトの方の言葉には気づかされることが多くあります。
立場が違うからこそ必要なことですね。
✅ 3. 公平である
好き嫌いで扱いを変えたり、えこひいきをすることなく、誰に対しても平等に接する店長は信頼されます。
「頑張った分、ちゃんと評価してくれる」と思えることで、定着率も高まります。
当社理念の「和をもって」、どちらかに偏るのではなく和ませるということです。
✅ 4. 一緒に動く
人が集まる店長は「口だけ」ではありません。忙しいときには率先して手を動かし、現場に立つ姿勢があるため、スタッフから「一緒に頑張ろう」と思ってもらえるのです。
店長の一番楽しいところでもありますね。
共に働きながら共に色んなことに気づき共に成長することができる。
こんな貴重なことはありません。
✅ 5. 成長の場を作る
褒める・認める・任せる。この3つをうまく使ってスタッフに成長の実感を持たせる店長のもとには「また働きたい」「知り合いを紹介したい」という気持ちが自然に生まれます。
店長自身の成長意欲とも連動します。
常に自己を高める姿勢が大切です。
2. 人が集まらない店長の特徴
❌ 1. 怒鳴る・否定する
感情的な指導、頭ごなしの否定ばかりの環境では、誰も長く働きたいとは思いません。
❌ 2. しっかり見ていない
スタッフの動きを見ないで判断する店長は、信頼を失いやすいです。
❌ 3. 自分だけで完結する
「自分でやった方が早い」と言って他人に任せない、相談に乗らない店長のもとでは、メンバーのやる気が育ちません。
❌ 4. 小言ばかり
「ありがとう」よりも「なんでやってないの?」が多いと、職場の空気はどんどん悪くなります。
❌ 5. 成長を促さない
評価や期待を伝えず、ただ淡々と働かせているだけでは、やりがいが生まれません。
3. 店長次第で、組織は変わる
実際に、人が集まりやすいお店では店長の人間力やマネジメント力が高く、信頼関係が築かれています。
逆に、人が集まらないお店は、ポスターや求人媒体を増やしても、応募があっても定着しないという課題に悩まされがちです。
店長の「人間力」が採用・育成・定着すべての鍵を握っているといっても過言ではありません。
まとめ|今、どんな店長でありたいか?
「人が集まる店長」は、特別なスキルを持っているわけではありません。
誰にでもできる「当たり前」を丁寧に、継続しているだけです。
今、自分のチームに人が集まっているかどうか?
それは、自分の“背中”を見て判断されているのかもしれません。
私は店長時代寝癖を直すのが苦手でそのまま勤務してました。(自分では直しているつもりなのです)
そのせいか寝癖のまま出勤する従業員がちょこちょこいました。
まさに背中を見られていますね・・。
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