自分の仕事をしないことで人に迷惑が掛かっているを考える

社内向けメッセージ

自分の仕事をしないことで人に迷惑が掛かっているを考える

自分の仕事をしないことで、人にどれだけ迷惑がかかっているか考えたことはありますか?
仕事の現場でときどき耳にするのが、
「まあ、あとでやればいいや」
「これくらい誰かがやってくれるだろう」
そんな“先送り”や“他人任せ”の声です。

しかし、自分がやるべき仕事をしなかったことで、実は周囲に大きな迷惑がかかっていることに気づいていますか?

1.自分の穴を、誰かが埋めている

自分の仕事を放置したり遅らせたりすると、その影響はすぐに周囲に波及します。
たとえば、次の工程の人が手を止めることになったり、他の誰かが代わりにカバーしなければならなくなったり。
あなたが“やらない”選択をしたとき、誰かが“無理をする”選択を迫られるのです。
とても難しいのは誰かのカバーをしたことがない人はこのことの大変さや腹立ちが分からないということです。
リスク管理と同じで常に想像力を働かせて動くことは仕事をする上で外せない必要条件です。

2.小さな遅れが、大きな損失になる

「このくらい大丈夫だろう」という油断。
でも、その小さな遅れが、全体の納期遅延や取引先との信頼低下につながることもあります。
信頼を築くには時間がかかりますが、失うのは一瞬です。
自分のタスクが“全体の歯車のひとつ”であることを忘れてはいけません。
1分の遅れすらもNGであるということです。

例えばクレームが発生してお客様の元へ後日謝罪に行かなくてはならなくなった時、あなたはどういう行動をしますか?

基本は事前に待ち合わせ場所へ早めに行って場所を確認して、5分前になったら付近にいる旨を連絡するが基本です。

この基本中の基本ができているでしょうか?

最近だとオンラインでの打ち合わせも多いですが、その際も必ず事前に機器の動作確認をしておくことです。

その時間にいきなり行く、その時間に設定する、ということはその事に対して重要性を理解していない、というメッセージになりその後に大きく影響してしまいます。

誰かが何とかしてくれるだろうという人ほどこういう事をします。
改めて自分の行動を振り返ってみて下さい。

3.周囲のやる気を奪う無責任さ

一生懸命に取り組んでいる人が、そうでない人のフォローばかりしていると、どうなるでしょうか?
「なんで自分だけが…」という不満が溜まり、やがて職場全体の士気も下がっていきます。
つまり、“やらない人”の存在は、やる気のある人のモチベーションを奪うのです。

自分自身がどんなにやる気がなくなっても最低限やることはやれるように常日頃から整えておくこと、モチベーションに頼らず仕事をこなすことができるように訓練しておくことはとても大切です。

やる気がなくなったから、疲れたからとお風呂に入らなかったり、ご飯を食べなかったり、歯を磨かなかったり、夜更かししたりする人がたまにいますが、そうすると不衛生になる、臭くなる、虫歯になる、体調崩すと負のスパイラルが始まります。

そうなることが想像できている人は疲れていてもお風呂には入り、歯は磨き、ご飯は食べ、すぐに寝るようにします。

最低限の仕事はこなすとはこれと全く同じです。

疲れていてもやる気がなくても何とか頑張ってお風呂には入る、歯は磨き、すぐに寝る努力をするように最低限の仕事はこなせるようにしておきましょう。

4.自分自身への信用も下がる

他人への迷惑だけではなく、最終的には“あなた自身の信用”が下がっていきます。
「あの人には任せられない」
そう思われてしまうと、成長のチャンスや大事な仕事も回ってきません。
自分の行動は、自分の未来を形作っていることを忘れずにいたいですね。

「迷惑をかけない働き方」とは?

では、どうすれば迷惑をかけない働き方ができるのでしょうか?

ポイントは3つです。

① 期限と約束を守ること

当たり前ですが、「やる」と決めたことを、決めた通りにやる。
これが信頼の基本です。

② できないときは「早めに伝える」こと

体調が悪い、間に合わない、分からない。
そういった時に隠したり放置したりせず、「早めに報告・相談」することで、周囲も準備ができます。

③ 自分の仕事の「先」を考えること

この仕事の先に、誰がいて、どんな工程があるのか。
「自分がこの仕事をちゃんとやらなければ、誰かが困る」と想像することが、仕事の責任感を育ててくれます。

「自分のため」ではなく「誰かのため」に働くということ

人はつい、自分の都合を優先してしまうものです。
でも、社会も会社も、人と人とのつながりで成り立っています。

仕事をするというのは、「信頼のバトンを受け取って、次の人にちゃんと渡す」こと。

誰かのために、責任を持って仕事をやりきる。
その一つ一つの積み重ねが、強いチームをつくり、信頼される組織になります。

皆さんも、今日一日を振り返ってみてください。
自分の仕事、しっかりやり切れたでしょうか?
「誰かに迷惑をかけていないか?」という視点を持つだけで、働き方は大きく変わっていきます。

最後に:自分の仕事は、自分のためにもなる

自分の仕事を責任を持ってやるということは、
人に迷惑をかけないだけでなく、自分自身の信頼や評価を築くことにつながります。

「自分さえよければ」ではなく、「周囲と一緒に気持ちよく働く」ために、
まずは目の前の仕事に真剣に向き合うことが、すべての始まりです。

やるべきことをやり続けるのは実はとても大変なことです。
例えば1年というスパンで考えると色んなことがあります。体調を崩すこともあります。
それは全員同じです。

それでも何とかやっている人と諦めてやらない人がいます。

何とかやっている人はどうやってやっているのか、それを調べることから未来への変化と進化が始まります。

まずはできている人に聞く、学ぶ姿勢ですね。

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