管理職としての心構え:組織を支えるリーダーになるために
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部下とは共に成果を出す仲間と認識する
昨今、仕事に対する価値観や人間関係の捉え方などから管理職になると、今まで以上に色々と大変になります。
ちょっとしたことでハラスメントになったり、言葉一つ足りないことで全て壊れてしまったり・・
しかし、少し考え方を変えてみると、もしかするとより良い関係が築けるかもしれません。
考え方や捉え方を変えるだけで問題が問題でなくなるケースは本当によくあります。
例えば
「部下も自分と同じ立場で働く仲間であり、自分はたまたま管理を任されているだけ」
と考えてみるとどうでしょうか?
部下との関係性を築くためには、一方的な指示ではなく、協力を求めて共に成果を出すという姿勢が大切だと思います。
- 指示ではなく「共に成果を出す」を意識する
- 部下が抱えている課題に耳を傾ける
- 相談しやすい雰囲気をつくる
このような姿勢を持つことで、自然と部下のやる気を引き出し、働きやすい環境を作ることができるのではないか、と昨今強く感じております。
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安定した自尊心を持つ
管理職として部下を導くには、まず自分自身が安定していることが大切です。
特に、自信が揺らぐと、感情的な対応をしてしまうことも。
では、どうすれば自分を安定させることができるでしょうか?
✅ 運動や筋トレを習慣にする(達成感が得られる)
✅ スキルアップのための学びを続ける
✅ これまでの成功体験を振り返る
小さな成功体験を積み重ねることで、自分自身を認められるようになります。
すると、部下との関係もより良いものになっていくと思います。
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感情知能(EQ)を高める
職場での人間関係を良好に保つために、感情知能(EQ)を高めることも大切です。
EQという言葉自体ですが私は2002年に本で見つけて知りました。
まだフリーターで何の目的もなく生きていたのですが、知った時はものすごく面白くて一気に読んだのを今でも覚えております。
EQを高めていくと感情を適切にコントロールできるようになります。
そうすると管理職は、職場の雰囲気を前向きにし、部下との信頼関係を築きやすくなります。(きっと)
では、感情知能を高めるにはどうすればいいのでしょうか?
✅ 部下との会話の中で、自分の感情を冷静に観察してみる
✅ 怒りやイライラを感じたとき、一度深呼吸する
✅ 自分自身の感情の動きを記録してみる(アンガーログの活用)
上記を実践して自分の感情に気づくことができれば、それをコントロールすることができ、より冷静で適切な対応ができるようになります。
ここは私自身も常に課題として捉えています。
我慢の連続の中から冷静に考えることが少しずつできるようになってきました。
大事は感情的になってすぐに反応しない、ことだと心がけております。
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自己認識を高める「アンガーログ」の活用
日々の業務の中で、イライラしたり、ストレスを感じたりすることは誰にでもあります。そんなとき、「アンガーログ」をつけてみるのはどうでしょうか?
アンガーログの記録方法:
- イライラした出来事を記録する(日時・場所・出来事)
- その時考えたことや感じたことを振り返る
- 「なぜ自分はそのことで怒りを感じたのか?」を考える
たとえば、「部下が報告を怠った」ことに対して怒りを感じた場合、「報告はしっかりすべき」という自分の価値観に基づいているのかもしれない」と考えてみるのも一つの方法です。
怒りの根本にある価値観を知ることで、冷静な対応ができるようになるかもしれません。
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組織の成長を支える管理職の役割
管理職として、「どのように部下を育てるか?」は常に考えるテーマです。
でも、「育てる」という視点よりも、「成長できる環境を作る」と考える方がうまくいくことも。
✅ 部下の強みを理解し、それを活かせる場を作る
✅ 部下が意見を言いやすい雰囲気をつくる
✅ フィードバックは「指摘」ではなく「サポート」として伝える
管理職は、部下を指導するだけではなく、一緒に成長していくパートナーとも言えます。
どんな環境なら部下が力を発揮できるのか、一緒に考えていくことが重要です。
まとめ:管理職としての心構え
管理職とは、「指示を出す人」ではなく、「組織を支える人」。
✅ 部下を対等な仲間として認識する
✅ 自分自身の自信を安定させる
✅ 感情をコントロールし、職場の雰囲気を前向きにする
✅ 部下の成長をサポートする環境を整える
管理職の役割を楽しみながら、自分自身も成長していくことが、より良いチームを作る鍵かもしれません。
あなたは、どんな管理職を目指しますか?
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