グローバル勉強会開催!新たな挑戦の第一歩
ついにグローバル勉強会が始動しました!
トレーナー2名を含む計6名の外国人社員が参加し、吉野家、牛角、茶話本舗(介護)という異なる業態から集結。
そして、彼らの出身国もネパール、ベトナム、インドネシアと多彩です。
さらに、今年からミャンマーのメンバーも加わる予定で、ますます多国籍な学びの場となります。
この勉強会は、ただ知識を得る場ではなく、「日本で働く仲間として成長し合う場」にすることを目的としています。
そのため、今回はあえて内容をすべて決めずにスタートしました。
第一回目のテーマ:「自己紹介」から始まる絆
第一回目の勉強会では、堅苦しい講義ではなく、まずは自己紹介からスタートしました。
意外なほど盛り上がり、気づけば自己紹介だけで時間が過ぎてしまうほど。
それぞれが日本で働くことを選んだ理由、今後の目標、好きな食べ物や趣味などを語り合うことで、一気に距離が縮まりました。
「未来的に店長を目指す者」「まずは日本に慣れたい者」「まだ明確な目標を持っていない者」など、目指す方向は人それぞれ。
しかし、共通していたのは『日本での挑戦をより良いものにしたい』という想いでした。
異文化交流の面白さと発見
勉強会を進める中で、改めて感じることもありました。
例えば、私自身はまだスカイツリーも富士山も登ったことがないのに、外国人社員の方がすでに登っているという事実。
日本に住んでいると気づかない日本の魅力を、外国人社員の視点から再発見する機会にもなりました。
また、各国の文化や仕事に対する考え方についても学ぶことができ、単なる勉強会ではなく、多様な価値観が交わる場となりました。
なぜ「型を決めない勉強会」にしたのか?
今回の勉強会は、あえてカリキュラムを細かく決めずに進めるという方針を取りました。
その理由は、参加者のニーズに応じて柔軟に学びを深めるためです。
通常の研修では、講義形式で「これを学ぶ」と決めることが多いですが、今回は違います。
「みんなが本当に学びたいこと、知りたいことを探りながら進める」
このアプローチによって、受け身の学びではなく、主体的な学びの場が生まれることを期待しています。
勉強会の未来と会社の成長
このグローバル勉強会を単なる一回限りのイベントではなく、会社の軸となる仕組みにしていきたいと考えています。
世界の人々が日本で働く理由のひとつに「安全で安心できる国であること」があります。
この環境を維持し、日本で働くことに誇りを持ってもらえるような企業文化を育てることが、私たちの使命です。
当社の枠を超え、「日本全体がより多様性を受け入れ、世界から選ばれる国になるための一歩」になれば最高です。
小さな積み重ねが未来を作る
このプロジェクトは、当社だけのためではなく、社会全体の未来に貢献できるようにという想いから始まりました。
「日本で働きたい」と思う人が増えることで、企業も、地域社会も、そして国全体も発展していきます。
そのためには、まず私たち自身が、外国人社員にとって働きやすく、学びやすい環境を整えることが必要です。
プロジェクトリーダー&トレーナーの努力
今回の勉強会は、プロジェクトリーダーとトレーナー2名の長期的な準備の賜物です。
何ヶ月も前から計画を立て、参加者の目線で内容を考え、本番では周囲への配慮を忘れずに進行してくれました。
その姿勢が、勉強会全体の雰囲気をさらに良くする原動力となりました。
彼らの努力に心から感謝するとともに、この勉強会が、全員が幸せに働ける会社づくりの第一歩となることを願っています。
まとめ:世界とつながる勉強会へ
「グローバル勉強会」は、単なる学習の場ではなく、異なる文化を持つ仲間とともに成長し合う場です。
✅ お互いの文化を理解し、尊重すること
✅ 一緒に働く仲間として、支え合うこと
✅ 自分自身の目標を見つけ、成長していくこと
この勉強会が、今後さらに広がりを見せ、会社の未来、そして社会全体の未来を明るく照らす存在になることを信じています。
これからの展開が楽しみです!
2つの在留資格
せっかくなので日本で働くことのできる2つの在留資格について以下に説明しておきます。
🔹 特定技能とは?
特徴
単純労働OK(専門知識や学歴不要)
即戦力として現場で働くための資格
業種が決められている(外食・建設・介護など12分野)
技能試験+日本語試験に合格すればOK
最長5年まで在留可能(特定技能2号なら無期限+家族帯同可)
対象業種(12分野)
特定技能で働けるのは、日本が「人手不足」と認めた分野のみです。
介護
ビルクリーニング
素形材産業
産業機械製造
電気・電子情報関連
建設
造船・舶用工業
自動車整備
航空
宿泊
農業
外食産業(飲食店)
具体例
🔹 飲食店のホールスタッフや調理スタッフ
→ 「特定技能1号(外食業)」で採用可能。
→ 学歴不問。技能試験+日本語試験(N4レベル)に合格すればOK。
🔹 技術・人文知識・国際業務(技人国)とは?
特徴
大卒 or 専門学校卒(専門知識が必要)
単純労働はNG(管理・専門職向け)
業種の制限はないが、職種に関連する学歴が必要
無期限で働ける(更新制)
家族の帯同が可能
対象職種
技術・人文知識・国際業務では、**「単純労働ではなく、知識やスキルを活かす仕事」が求められます。
技術職(エンジニア、プログラマー、機械設計など)
人文知識(経理、営業、マーケティング、総務など)
国際業務(通訳、翻訳、貿易業務、語学教師など)
具体例
🔹 飲食業のマネージャーや本部スタッフ
→ 「技術・人文知識・国際業務(外食業)」で採用可能。
→ ただし、外食産業や経営学に関する学歴(大学・専門学校卒業)が必要。
🔹 特定技能と技人国の違いを比較
以下に 「特定技能」 と 「技術・人文知識・国際業務(技人国)ビザ」 の違いを表にまとめました。
特定技能 /技術・人文知識・国際業務ビザの違い
項目 | 特定技能 | 技術・人文知識・国際業務(技人国) |
---|---|---|
対象職種 | 介護・外食・建設・製造業など特定の14分野 | 事務・エンジニア・通訳・デザイナーなど専門職 |
学歴要件 | 不要(学歴よりも技能試験や実務経験が重視) | 大卒・短大卒・専門学校卒が基本(学歴要件あり) |
技能・試験要件 | 特定技能評価試験、または技能実習2号修了者 | 学歴に関連した業務経験が必要 |
日本語能力要件 | 一定の日本語能力試験(N4以上)が必要 | 業務に応じた日本語能力が求められるが明確な基準なし |
在留期間 | 1年・6か月・4か月ごとの更新(最長5年)※特定技能2号なら無期限 | 1年・3年・5年更新(継続的な更新可能) |
家族帯同 | 原則不可(特定技能2号は可能) | 配偶者・子どもを帯同可能 |
転職 | 同じ分野・条件を満たせば可能 | 職種が一致すれば転職可能 |
永住申請 | 特定技能1号は不可、特定技能2号は可能 | 在留期間が長くなれば永住申請可能 |
雇用契約 | 基本的に直接雇用(派遣は建設・介護のみ例外) | 正社員・契約社員・派遣社員など幅広い形態 |
主な受け入れ企業 | 人手不足の業界(飲食・介護・建設・宿泊など) | IT企業・メーカー・商社・サービス業など |
補足:
- 特定技能 は「人手不足の産業向け」の制度で、比較的学歴要件が緩く、即戦力として働ける技能が求められます。
- 技術・人文知識・国際業務ビザ は「専門職向け」の制度で、学歴や知識を活かした業務が対象となります。
🔹 どちらを選べばいい?
✅ 飲食店でホールやキッチンスタッフとして働く → 「特定技能」
✅ 本部の管理職やマネージャーとして働く → 「技人国」
例えば、外国人社員を飲食店の店長候補として採用したい場合、最初は「特定技能」でスタートし、育成後に「技人国」に切り替えて昇進させるといったキャリアパスも可能です。
どちらの制度を利用するかは、仕事内容・学歴・将来のキャリアプランに応じて決めるのがベストです!
私自身も2018年から外国人採用に関わり始めましたが未だに混乱することがありこまめに調べております。
何度も確認しながら採用、育成、キャリアパスと組むことが大切です。
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