吉野家のアルバイトの時から

しゃちょーのひとりごと

吉野家のアルバイトの時から

吉野家のアルバイトの時からずっとピーク前準備というのを大事にしている。

私は吉野家のアルバイトからこの会社に入った。

当時、吉野家がこんなに大変と思わず衝撃を受けたのは今でも記憶に新しい。

その中でも印象深いのが昼ピーク前準備と引き継ぎ。

ここに命賭けてる位、全員が全力でいく。

高校生~大学生、大人達まで本気の本気だ。

食材はもちろんのこと、食器から弁当容器、返しパントリーや浸漬層もできる限り空にする。

ウォーマーにもけんちん汁やサーモンなど湯煎商品の規定数を絶対に入れておく。

そして客席も厨房も全ての備品があるべき場所にあるようにしておく。

一つの不足も絶対に許されない。

一つでも不足があればものすごく怒られる。

そんな世界だった。

毎日緊張の連続。

昼ピークが終われば次は夜帯へ完璧な引き継ぎをして最高の状態で夜ピークを迎えることができるように準備する。

部活動バリの疲労感だった。ストレス度は部活を遙かに超えていた。

それは夜帯でも深夜帯でも同じ。

時間が本当に恐ろしくあっという間に経つ。

仕事をしていて初めてもっと時間ゆっくり動けと思った。

そのおかげで私はその後も事業開発、商談、面談、会議、打ち合わせなどなど人一倍事前準備するようになった。

このことは本当に自分の中でも財産になっている。

今は夏祭りの時期だが、祭り自体も屋台も裏で構成からメニューから人の流れ、従業員の確保、ルールの徹底などを組み立てているからたくさんの人が喜ぶ素晴らしい会になる。

もしもしっかり準備してなかったら必ずトラブルや事故が多発する。

本番がうまくいく時は事前準備がしっかりできていた証拠。

それは料理も同じ。

しかしながら吉野家の時も必死に完璧に準備をしても運営が完璧にうまくいくことはほぼない。

必ず小さなお客様の不満が起きている。

それは今も変わらない。

どんなに準備しても何か言い忘れたり、うまく伝わらなかったり・・

それでも最高の状態を本気で目指して毎日全力でやり続ける。

それが目指すべき人間像だと思う。

大事は今日一日うまくできたかではなく今日も一日全力尽くせたか。

それでいい。